top of page
検索
tokoyakamigatari

男性の髪の毛にリンスは必要なの?その疑問に理容師がお答えします!

更新日:1月16日


シャンプーとリンスのボトル

男性の方で一度は「リンスは必要なのか?」と思ったことはありませんか?


そのように思った方は、「リンスは必要ないのでは?」とも考えているのではないでしょうか。


リンスにはどういった役割りがあるのか、わからない方も多いかと思います。


ただ単に、「髪の毛をサラサラにするための物」だと考えている方が大半ではないでしょうか。


それは、決して間違ってはいないのですが、リンスにはそれ以外にも大切な役割りがあったのです。


こちらの記事では、髪の毛が短い男性にリンスの必要性や役割りについて理容師歴30年の私がお伝えしていきます。


男性で、リンスの必要性や役割りについて気になる方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。



そもそも、髪の毛が短い男性にリンスは必要なの?


冒頭でもお伝えしたように、髪の毛が短い男性だったら一度は、「髪の毛が短いのにリンスは必要なの?」と思ったことがあるかと思います。


実際に、髪の毛が短い男性のほとんどは、リンスをしていない人が多いと思います。


次のアンケート調査で、男性の半数近くがシャンプーのみと答えています。



※「シャンプー・リンス」に関するアンケート

↓↓↓

※こちらは、2017年のデータになりますが、アンケートサイトによると、男性の約半数の48.7%がシャンプーのみ使用とデータが出ています。



現在は、若い男性のリンスやコンディショナー、トリートメントの使用率も高くなっているので、昔より使用率は上がっていると考えられます。


それでも、全体的に比べると、シャンプーだけという男性が多いと予想されます。


次に、リンスは必要の必要性について考えていきます。



髪の毛の長さにもよるが、リンスは必要


私の考えでは、髪の毛の長さにもよりますが、リンスは必要だと考えています。


もちろん、丸刈りやスキンヘッドなど極端に髪の毛が短い場合などは必要ありません。


髪の毛が短すぎると、頭皮にリンスが付着してしまいます。


頭皮にリンスが付着してしまうと毛穴が詰まり、頭皮ニキビといった頭皮トラブルの原因になりえます。


丸刈りやスキンヘッドのような短い髪の毛にリンスは必要ありませんが、ある程度の長さがある場合は必要だと考えています。


次にリンスはなぜ必要なのか、その役割りについてお伝えしていきます。



意外と知らないリンスの役割りとは?


本来、リンスの役割りとは、キューティクルがはがれた部分に吸着して補修し、髪の毛をなめらかにすることです。


しかし、リンスの役割りはそれだけではありません。


リンスには、「アルカリに傾いた頭皮の状態を弱酸性に戻す」といった役割りがあるのです。


市販のシャンプーは高級アルコール系の洗浄成分が多く、アルカリ性です。


頭皮がアルカリに傾くと、ニオイやフケ、かゆみといった原因になりえます。


実際に、私がシャンプーを使用しているときに、多量のフケが出たことがありました。


そのとき私は、リンスをしていなかったため「頭皮がPh(ペーハー)アルカリに傾きフケが出たのではないか?」と疑いました。


そして、自分でクエン酸リンスを作り使ってみることにしました。すると、ピタりとフケがおさまったのです。


この体験から、「リンスで頭皮の状態を弱酸性に戻す」ということは必要なことだと実感した出来事でした。



リンスのメリットとデメリット


次にリンスをする上でのメリットやデメリットについて説明します。


リンスのデメリット


  • 髪の毛が短い男性は、リンスを付けるのが難しい

  • 丸刈りやスキンヘッドの人は地肌に付くから付けられない

  • すすぎが足りないと毛穴が詰まる可能性があるから頭皮ニキビやかゆみ、フケなどの原因になりやすい


リンスのメリット


  • クシの通りが良くなりから、セットがしやすくなる

  • アルカリに傾いた頭皮や髪の毛のPh(ペーハー)を弱酸性に戻してくれる


アルカリ性に傾いた髪の毛は、キューティクルが開いたままになっており、傷みやすくなっています。


そこで、アルカリに傾いた髪の毛を弱酸性に戻す必要があるのです。



リンス・コンディショナー・トリートメントの違いとは?


リンスとボトル

お客様から、リンスやコンディショナー、トリートメントの違いは何なのか訊ねられることがあります。


こちらでは、リンスやコンディショナー、トリートメントの違いについて説明いたします。


リンスの役割とは?


リンスは、髪の毛の表面に作用し、なめらかにすることが目的です。


ちなみに、リンスとは「すすぐ」という意味で、髪の毛に付着しているシャンプーや汚れなどをすすぎ流すことを「リンシング」といいます。


・参考書籍:20歳若く見える頭髪アンチ・エイジング_著者:板羽忠徳_出版社:講談社+α新書


コンディショナーの役割とは?


コンディショナーの役目は、リンスと同様に髪の表面をなめらかにすることです。


リンスとコンディショナーは、ほとんど同じ役割のものが多いです。強いていえば保湿成分が多く含まれているのがコンディショナーと呼ばれています。


トリートメントとの役割りとは?


トリートメントは、髪の内部まで浸透してダメージを補修します。


トリートメントは、傷んだ髪の毛がそれ以上傷まないようにする効果が期待できます。表面だけではなく、キューティクルを通り抜け、内部まで浸透して修復します。


リンスやコンディショナーと違い、トリートメントは内部まで浸透して補修します。


ちなみに、トリートメントには「処理ならびに手当て」の意味を含んでいるようです。


・参考書籍:20歳若く見える頭髪アンチ・エイジング_著者:板羽忠徳_出版社:講談社+α新書



髪の毛が短い人でリンスをするときの注意点は?


前述したように、リンスは頭皮に付けないようにしましょう。


丸刈りやスキンヘッドの場合、リンスは不要です。


弱酸性のシャンプーなら、必要ありません。※アミノ酸系のシャンプーなど


また、人間の肌はアルカリに傾いても弱酸性に戻そうという働きがあります。


時間が経つと、汗や皮脂などが出てきて自然に弱酸性に戻します。


とくに、頭皮を覆っている皮脂膜は、完全に取り除いたとしても1時間後には約50%回復、3〜4時間後には完全に回復します。


つまり、その時間には弱酸性に戻るということになります。


しかし、その時間の間に、頭皮にダメージを及ぼすことが考えられます。


シャンプーをした後は、なるべくリンスをしたほうが良いでしょう。



まとめ:男性もリンスは必要


お伝えしたように、ある程度の髪の毛に長さがある場合はリンスは必要と考えています。


髪の毛が極端に短い場合は、リンスは必要ありません。


しかし、リンスの必要性についての議論には賛否両論あり、理美容師によっては「リンスは必要ない」という方もいます。


あくまでも、私自身の見解であることはご了承ください。


閲覧数:28回0件のコメント

Comments


bottom of page