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シャンプーの洗浄成分について知ろう!

更新日:2023年11月27日


シャンプーとトリートメント


床屋 髪がたりです。


こちらのブログでは、頭皮ケアやスカルプシャンプーなどの情報を中心にお伝えしていきたいと思います。


私自身、薄毛に悩み、約10年前に知人から「この石鹸を使うといいみたいですよ!」と勧められたことがありました。


半信半疑で半年ほど使ってみると、まわりから「髪の毛が増えたんじゃない?」といわれるようになったのです。


誤解のないようにお伝えしますが、シャンプーを使っただけでは髪の毛が生えてくることは決してありません。


髪の毛にコシやハリが出てきたから、髪の毛が増えたように見えただけです。


しかし、石鹸シャンプーの魅力にハマってしまった私は、気になった石鹸シャンプーやスカルプシャンプーを次々と試し、成分などについて調べてみることにしたのです。


そのような経験から、頭皮ケアやシャンプーについて悩んでいるお客様のためになればと思い伝えていきたいと思っています。


シャンプーの種類・洗浄成分について


シャンプーとリンスのボトル

今回はシャンプーの種類についてお伝えしたいと思います。


実際に、ドラッグストアなどに行けば、たくさんのシャンプーがあるので迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?


こちらで、おおまかにシャンプーの種類、洗浄成分について解説してみます。


シャンプーの洗浄成分とは?


洗浄成分、界面活性剤とは水と油を混ぜ合わせる成分の総称のことをいいます。


シャンプーボトルの裏を見ると、成分表が表示されています。左から成分の含有量が多い順に表記されています。


シャンプーの場合、水が1番多いので先に「水」が表記されます。シャンプーの約50〜70%が水です。


その次に洗浄成分が表記されています。洗浄成分が全体の20〜30%ほどです。


その次に、その他、香料や防腐剤などが10〜20%ほどで構成されています。


次にシャンプーの主な洗浄成分の種類や特徴について説明します。


高級アルコール系の洗浄成分


高級アルコール系の洗浄成分は主に、

  • ラウレス硫酸ナトリウム

  • ラウリル硫酸ナトリウム

  • オレフィン(C14-C16)スルホン酸ナトリウム などがあげられます。

高級アルコール系の洗浄成分の特徴は、洗浄力 が強めで刺激も強めです。


コスパも良く、市販のシャンプーには多く使われている洗浄成分です。


高級アルコール系のシャンプーは、泡立ちも良く、洗浄力も優れています。


しかし、洗浄力が強いので必要な皮脂までも落としてしまうおそれもあります。


脂性肌の方におすすめの洗浄成分です。


アミノ酸系の洗浄成分


アミノ酸系の洗浄成分は主に、

  • ココイルグリシンK

  • ココイルグルタミン酸Na

  • ココイルメチルタウリンNa

  • ラウロイルグルタミン酸Na などがあげられます。

アミノ酸系の洗浄成分の特徴は洗浄力はやや弱めで低刺激です。


健康な髪や頭皮のペーハー(PH)は、4.5〜6.5の微酸性から弱酸性といわれています。


そのため、シャンプー剤も弱酸性のものを選ぶことをおすすめします。


アミノ酸系は、肌とおなじ弱酸性なので、低刺激で洗浄力もマイルドなのです。


デメリットとして、洗浄力がマイルドなため泡立ちは良くありません。


したがって、脂性肌の人には不向きです。


アミノ酸系の洗浄成分が使われているシャンプーはやや高価です。



ベタイン系の洗浄成分


ベタイン系の洗浄成分は主に、

  • コカミドプロピルベタイン

  • ラウラミドプロピルベタイン

  • ラウリルベタイン などがあげられます。

洗浄成分の特徴は洗浄力弱めで低刺激。


ベタイン系の洗浄成分は、アミノ酸系のシャンプーと混ぜて使用することが多いです。


肌への刺激が少ないため、ベビーシャンプーにも使われています。


洗浄力が弱いため、脂性の人には向いていません。


石けん系の洗浄成分


石けん系の洗浄成分は主に、

  • 石ケン素地

  • カリ石ケン素地

  • 脂肪酸ナトリウム

  • 脂肪酸カリウム などがあげられます。

洗浄成分の特徴は洗浄力強めで刺激は弱め。


石けん系のシャンプーは、添加物が少ないので頭皮への刺激も少なく、洗浄力はあり脂性肌の人にもスッキリ洗えます。


デメリットとしては洗浄力がやや強く、余分な皮脂までも落としやすいこと。頭皮の乾燥に注意が必要です。


また、洗い上がりにゴワつきがあります。石けん系(特に固形の石けん)を使うと、ゴワつきが気になる人も多くいらっしゃいます。


ゴワつきの原因は、水道水のカルシウムイオンと結合して金属石けん(石けんカス)が出てしまうためです。


ゴワつきを抑えるには、リンスを使うようにしてください。


リンスはアルカリに傾いた肌を弱酸性に戻す役割りもあります。


また、自分でクエン酸を使ってリンスを作る方法があります。クエン酸リンスの作り方は、いたって簡単です。


まず、500mlのペットボトルに水を入れます。そこに、ペットボトルの中に大さじ1杯分の食品添加物用のクエン酸を入れて混ぜるだけ。


作ったクエン酸リンスは、冷蔵庫に保管すると1週間ほど持ちます。


自分の頭皮の状態を知る


シャンプーをしている男性

今回お伝えしたように、シャンプーの洗浄成分にはそれぞれ特徴があります。


まずは、自分の頭皮の状態を知る必要があります。


自分の頭皮は脂性肌なのか乾燥肌なのかに応じてシャンプーを選んでください。


乾燥肌なのに洗浄力が強いシャンプーを選ぶと、余分な皮脂までも落としてしまい、余計に乾燥して悪化してしまいます。


また、脂性肌なのに洗浄力が弱いシャンプーを使ってしまうと、皮脂や汚れは落ちきれずに頭皮環境は悪化してしまいます。


まずは、自分の頭皮の状態を見極めてからシャンプーを選ぶようにしてください。


以上、シャンプーの種類、洗浄成分について解説しました。


ぜひ、参考にしてみてください。

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